2010/08/29
#9 : ペラヘラ見れました
キャンディのペラヘラ祭。
今年はもう諦めて来年見よう、と思っていたのですが
知り合いの知り合いくらいの人がキャンディアンダンスの踊り子をやるというので、それについて行って急遽見れることになりました。
しかもポヤデーという一番大きい祭りになる日です。
ということで連れられるがままに来てしまったのですが、着いた先は踊り子たちの控室。突然やってきた日本人に興味津津の若者たちと話していると、外で花火が上がる。午後7時、どうやらペラヘラ開始の合図らしい。
そんな感じでいつの間にか始まってしまいましたが、こちら舞台裏では踊り子たちが余裕の表情で着替えている最中です。ちなみに断っておきますが踊り子たちは全員男です。残念ながら。
こやつらがいつ、どこで、どんな風に踊るのか全然わからなかったものの、とりあえずなかなか絡める機会はないはずなので、その場で写真でも撮りながら戯れ続けること1時間ほど。
8時くらいになると、とりあえず準備オッケーっぽいので一緒に外に出てみます。
辺りはすでに暗くなっており、電飾の光でお祭りモード全開といった感じです。
自分は相変わらず連れられるがままに仏歯寺の近くの人が一杯いる場所にいき、
そこで「終わるまでここを動かずに待っていろ」っておい!!
こんな流れでまさかの放置となってしまいましたが、
とりあえずペラヘラを見るという当初の目的はここで達成できそうです。
なんてったってここ群衆のど真ん中。なんか周りには報道カメラマンっぽい人しかいません。
自分の向かい側でフェンス越しに沢山の人が覗いていて、さらに横には観客席。
自分の文字通り目と鼻の先を電飾付きの象がノシノシと歩いていく。
そしてその合間を埋めるかのようにキャンディアンダンスを踊りながら進んでいく踊り子たち。
なるほど、彼らはここでこうやって踊るわけか。色々と合点がいったので、とりあえず警備員の間を掻き分けてカメラのシャッターを切りまくることにした。
まあ祭りの印象は大体イメージ通りとったところですね。
一言で表すなら「スリランカ版エレクトリカルパレード」
とりあえず象と人間の人海戦術。これでもかというくらいに電飾を飾らせ、これでもかというくらいに象を行進させ、これでもかというくらいに伝統舞踊を踊り続ける。
その煌びやかさは確かに地元の人達が崇めるに値する美しさですが、観光客的には2時間過ぎたあたりから「いつ終わるんだこれ?」という疑問が沸々とわいてくる。
10時を過ぎると観光客同士で「いつ終わるんだろうね」というヒソヒソ話&アイコンタクトが始まって、いつのまにか周囲の客層がランカ人中心に変わっていってったのは気のせいではないはず。ただし、自分はここを動くわけにはいかないので根性で最後まで立ちつづける。こうして4時間ほどが経過していったのだった。。
12時を過ぎるとようやく全行程が終了したっぽく、客足が少なくなる。
そこで踊り子たちも帰ってきて、ピックアップしてもらうことに。
不思議とお腹は減らなかったが、眠い。
その後帰りのバスで人の多さに悶絶したのは言うまでもないだろう。ホテル暮らしの旅行者が羨ましい。
帰ってきたのは2時過ぎだったが、翌朝6時半に起きて仕事へ。頭が痛い。
オフィスで話してみると、他の人も何人かは見に行ったらしい。みんな帰りついたのは2時頃だったそうだが、何食わぬ顔で仕事しているあたり、意外にプロフェッショナルな一面があるんだなーと感心した。
ペラヘラが終わったあと、ランカ人が仏歯寺に向かって手を合わせているのを見て、やっぱりここは特別な場所なんだな、と再確認。仏歯寺やキャンディの町については、実はまだあまりよく知らない。今度ゆっくり観光してみようと思う。
2010/08/22
#8 : ペラヘラ見れるかな
この時期、キャンディの観光の目玉は何と言ってもペラヘラでしょう。
キャンディのペラヘラ祭り。
8月の新月の日から満月の日にかけて毎夜行われるパレードで、
街中を練り歩く仏歯を載せた象の群れとそれを色取る派手な電飾は、
スリランカ旅行のハイライトとも言われます。
なんだかペラヘラって名前なので、
初見の人にはふざけた感じに聞こえるかも知れませんが、
実はとても歴史が深くて現地の人の思い入れも大きい祭りのようです。
僕もキャンディ近郊に住んでいるので、このイベントはマストだなーって考えています。
ところでこのお祭り、新月から満月にかけての約15日間、3段階に分けて徐々に規模を大きくしていくのですが、特に象の行進が始まる2段階目以降になると、街の中心部はかなりの人混みになります。
そのため安全にみるために旅行者などは事前にシートを予約するなどの手配が必須。
日本でいえば夏の花火大会みたいな感じかな。つまり計画性が求められるのです。
自分はといえば、祭りが始まる一週間ほど前から同期隊員とキャンディ旅行の計画を立てたものの、
人数不足によりキャンセル(その後ラトゥナプラの宝石発掘ツアーに変更になったのだが、その詳細は後日)
そしてキャンディに遊びに来た他隊員との食事会の時に見る流れを考えたものの食事会がメインだったため時間不足でキャンセル。
アイヨーv(@A@)v
こうなったらホストファミリーに頼んでみるしかない。
「ペラヘラを見に行きたいんだけど・・・」
「めんどくさい。うちはTVで見る。」
アイヨー\(@Α@)/
その後人混みのなかで象を見ることについての危険性(主にスリと事故)を力説され、
一番安全なのはテレビで見ることだとか、仏歯が見たければペラヘラ終わったら連れていくだとか
そんな感じの話になってしまって終了。
曰く「テレビのほうが良く見れる」…ってそういう問題かっ!!
これを書いている今から数えて、週末のラトゥナプラツアーを考慮すると実質あと3日間のチャンスしかない。
もしも見るチャンスが得られれば、生の感想をお伝えする予定です。
なにもなければ、来年にご期待ください。
キャンディのペラヘラ祭り。
8月の新月の日から満月の日にかけて毎夜行われるパレードで、
街中を練り歩く仏歯を載せた象の群れとそれを色取る派手な電飾は、
スリランカ旅行のハイライトとも言われます。
なんだかペラヘラって名前なので、
初見の人にはふざけた感じに聞こえるかも知れませんが、
実はとても歴史が深くて現地の人の思い入れも大きい祭りのようです。
僕もキャンディ近郊に住んでいるので、このイベントはマストだなーって考えています。
ところでこのお祭り、新月から満月にかけての約15日間、3段階に分けて徐々に規模を大きくしていくのですが、特に象の行進が始まる2段階目以降になると、街の中心部はかなりの人混みになります。
そのため安全にみるために旅行者などは事前にシートを予約するなどの手配が必須。
日本でいえば夏の花火大会みたいな感じかな。つまり計画性が求められるのです。
自分はといえば、祭りが始まる一週間ほど前から同期隊員とキャンディ旅行の計画を立てたものの、
人数不足によりキャンセル(その後ラトゥナプラの宝石発掘ツアーに変更になったのだが、その詳細は後日)
そしてキャンディに遊びに来た他隊員との食事会の時に見る流れを考えたものの食事会がメインだったため時間不足でキャンセル。
アイヨーv(@A@)v
こうなったらホストファミリーに頼んでみるしかない。
「ペラヘラを見に行きたいんだけど・・・」
「めんどくさい。うちはTVで見る。」
アイヨー\(@Α@)/
その後人混みのなかで象を見ることについての危険性(主にスリと事故)を力説され、
一番安全なのはテレビで見ることだとか、仏歯が見たければペラヘラ終わったら連れていくだとか
そんな感じの話になってしまって終了。
曰く「テレビのほうが良く見れる」…ってそういう問題かっ!!
これを書いている今から数えて、週末のラトゥナプラツアーを考慮すると実質あと3日間のチャンスしかない。
もしも見るチャンスが得られれば、生の感想をお伝えする予定です。
なにもなければ、来年にご期待ください。
2010/08/15
#7 : ストライキがありました。
先週は地元の配属先でプロテストがありました。
といってもボクシングの試合ではありません。
ストライキのようなものです。
これは配属先による県議員さんか何かへの抗議活動らしく、 全国規模(県だけかも)でかなり大がかりにやっていて、 テレビニュースでも大きく取り上げられていました。
オフィスの人たちは全員その抗議活動に行ってしまったので、 僕はといえば自分のカメラでそれの撮影係に徹していました。 相変わらず村落開発っぽい仕事は一向に始められません。
ちなみにオフィスのあるタラートオヤという町はとても小さいのですが、
それでも僕の顔はまだよく知られていないようで、外国のメディアが取材に来たみたいに勘違いした人もいたようです。デジカメで撮影してただけなんですけど、オフィス帰って「NHKヘーワーヘタ支局の○○です」って言ったら大ウケ。相変わらず笑いの沸点が低くて助かる。
職場に戻ったら、撮ったムービーをテレビ局に送るからCDに焼いてくれと頼まれました。
コンピュータで動画を流すとみんな大喜び。
ドラえもんが四次元ポケットからアイテムを出したときの気持ちがよくわかります。
ただしブレまくりなのでテレビ局に送っても絶対採用されないと思う・・・
まあこんな感じの日々ですが、とにかく「四次元ポケットさえあればドラえもんなんていらないぞ」とか言われないように頑張ります。
最近機械ばっかりに頼り過ぎていると思うので。
といってもボクシングの試合ではありません。
ストライキのようなものです。
これは配属先による県議員さんか何かへの抗議活動らしく、 全国規模(県だけかも)でかなり大がかりにやっていて、 テレビニュースでも大きく取り上げられていました。
オフィスの人たちは全員その抗議活動に行ってしまったので、 僕はといえば自分のカメラでそれの撮影係に徹していました。 相変わらず村落開発っぽい仕事は一向に始められません。
ちなみにオフィスのあるタラートオヤという町はとても小さいのですが、
それでも僕の顔はまだよく知られていないようで、外国のメディアが取材に来たみたいに勘違いした人もいたようです。デジカメで撮影してただけなんですけど、オフィス帰って「NHKヘーワーヘタ支局の○○です」って言ったら大ウケ。相変わらず笑いの沸点が低くて助かる。
職場に戻ったら、撮ったムービーをテレビ局に送るからCDに焼いてくれと頼まれました。
コンピュータで動画を流すとみんな大喜び。
ドラえもんが四次元ポケットからアイテムを出したときの気持ちがよくわかります。
ただしブレまくりなのでテレビ局に送っても絶対採用されないと思う・・・
まあこんな感じの日々ですが、とにかく「四次元ポケットさえあればドラえもんなんていらないぞ」とか言われないように頑張ります。
最近機械ばっかりに頼り過ぎていると思うので。
2010/08/07
#6 : バラまきたいのは山々だけど
配属先に赴任になり、ようやく活動開始…といきたいところですが、カウンターパートが忙しく、いきなりほぼ一週間ほったらかし状態。
てか仕事中に出かけるぞ的な雰囲気になって、ついていったら葬式だったなんて展開もありました。
他はちょっとだけミーティングやって、あとはお茶するだけのそんなオフィスアワーの繰り返しです。
まあお茶しながら話していても、ほとんど「何しに来たの??」って感じで、
「勉強しにきたんだっけ」「奨学金もらってるの?」といった質問がほとんど。
外国人なんて珍しいから興味持ってもらえるだけで良いんだけども。
なかでも一番答えにくい質問が「お金のこと」と「仕事のこと」。
この二つは誤解されると後々のダメージが大きそうで、とてもセンシティブ。
でもみんな必ず聞いてくるんですよ。お金のこともズバリと聞いてきます。
語学力が拙いこともあって最初は変な期待をされないようにはぐらかしていたんだけど
段々この手の質問が増えてきて、やっぱりこれはキチンと説明しとかないとなーと思った。
こんな時にうまい説明=即ち自分に不利な要素をすべて隠しつつ正しい説明をすることができる人は羨ましい。
自分の場合は「この地域のコミュニティ開発を手伝いに来ていて、地域産品を生かしたプロダクトデザインをやりたいんです」って説明したけど、伝えたら伝えたで、こんな話になってしまう。
「よし、おれに良い考えがある。ここにトマトソース工場を作ってそれを売ってくれ。」
「その場合、工場を作るのにすごい費用がかかりますが…」
「いや、かからないよ。日本の企業が作ってくれればタダだ。」
「いや、そういうのとは少し違うんですよ。」
「じゃあお前はなにをしにきたんだ」(繰り返し)
必ず注意しないといけないんだけど、
「日本人がくる」=「金がもらえる」という夢の方程式が村レベルの地域ではかなり強い。
自分にそんな莫大な資産&権力はないんだってことを、念を押して言っておかないと、
その意識の差が後々の活動にダイレクトに影響してくるんだろうと思う。
この反応に関してはある程度想定の範囲って感じですが、
今後は予期せぬ反応がたくさん出てくるだろうし、その時の答えというのはかなり重要。
どんな仕事もそうだろうけど、活動初期はなにをやっていいかわからなくて
その癖にいろんな影響を及ぼしそうな気がするので要チェック。
色んなところに地雷が埋まってそうな気がするので、まさに手探り状態ってところですね。
2010/08/01
#5 : Free as a bird
入国して一ヶ月。
ホームステイのプログラムや現地語学訓練などを経て、 ようやく任地キャンディへ派遣となりました。
なんとかここまでやってこれた…という無意味すぎる安心感もつかの間、ほんとうに厳しいのはこれからです。
いつのまにかカラスの餌になってないように気をつけます。
僕の任地は、スリランカでもコロンボに次ぐ第2の都市・キャンディ
…からバスで1時間ほど山道を走ったところにある山間の町、パータ・ヘーワー・ヘタ。
どうやらインターネット微妙、買い物不便、気候は涼しめ、景色は良好、といった感じの地域です。
一方近郊の街キャンディはスリランカを代表する古都で、
日本でいうところの京都みたいな位置づけの都市。
仏教色が強く観光スポットの目玉・仏歯寺やペラヘラ祭があるところ。
ガイドブックにも必ず載っているから興味のある人は調べてみてね。
キャンディの中心部はそんな感じで結構栄えてるんだけど、
自分はこれからキャンディ県パータ・ヘーワー・ヘタという村で、
コミュニティ開発の方法を探っていくことになります。
具体的な活動は追々にして書いていこうと思いますが、
小リスク小リターンでも何かしらの形になるものを示して、
まずはここの人に自分のやることを理解してもらうことが目標です。
聞けば山の方に行くにはバスで2時間くらいかかるらしいですが、
鳥のようなフットワークで動き回れたら、いいなーと思います。
そしてカラスの餌にならないように気をつけます。
ホームステイのプログラムや現地語学訓練などを経て、 ようやく任地キャンディへ派遣となりました。
なんとかここまでやってこれた…という無意味すぎる安心感もつかの間、ほんとうに厳しいのはこれからです。
いつのまにかカラスの餌になってないように気をつけます。
僕の任地は、スリランカでもコロンボに次ぐ第2の都市・キャンディ
…からバスで1時間ほど山道を走ったところにある山間の町、パータ・ヘーワー・ヘタ。
どうやらインターネット微妙、買い物不便、気候は涼しめ、景色は良好、といった感じの地域です。
一方近郊の街キャンディはスリランカを代表する古都で、
日本でいうところの京都みたいな位置づけの都市。
仏教色が強く観光スポットの目玉・仏歯寺やペラヘラ祭があるところ。
ガイドブックにも必ず載っているから興味のある人は調べてみてね。
キャンディの中心部はそんな感じで結構栄えてるんだけど、
自分はこれからキャンディ県パータ・ヘーワー・ヘタという村で、
コミュニティ開発の方法を探っていくことになります。
具体的な活動は追々にして書いていこうと思いますが、
小リスク小リターンでも何かしらの形になるものを示して、
まずはここの人に自分のやることを理解してもらうことが目標です。
聞けば山の方に行くにはバスで2時間くらいかかるらしいですが、
鳥のようなフットワークで動き回れたら、いいなーと思います。
そしてカラスの餌にならないように気をつけます。
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