2011/11/21

ジンジャーとパナドール

夕飯のカレーに鶏肉が入ってると、ついついヨダレが・・犬かおのれは。
こないだ健康に気を付けましょう的なことを書いたばっかなんですが、
また体調を崩して少し寝込んでました。

まあ食あたりですね。思い当たる節がある過ぎる。
一晩でありえないくらい吐いて、少し発熱しましたが
一日がっつり寝込んだら良くなりましたよ。

病気自体も辛かったけど、やっぱりタイミング的にデングにやられるのが怖かったです。
体力失ってるときにウイルスに入られたらおしまいだもんね。

食事も丸一日出来なかったのですが、
ステイ先の家の人が飲み物を買ってきてくれました。生姜たっぷりのジンジャービールを。
普段飲む分には結構好きなんだけど、胃にダメージがある状態で炭酸とジンジャーのコンボは・・
せめて微炭酸のファンタとかないすかね、ってお願いしたんだけど、
「いや、ファンタは良くないよな・・」と即却下されました。なにその違いは。ジンジャー万能かよ。


胃腸が弱った時に毎回困るんですが、
こっちの食べ物は全部スパイス入りなので、とにかく胃に優しいものがない。
スープだとかそういう概念もないです。もうね、日本のお粥とか空想上の食べ物ですよ。
体調崩そうがカレーとパナドールしか出てこないこの国は・・胃腸が強いんだな、きっと。
ジンジャービールが出てきただけ今回は良かったんでしょうね。
自分も最近はパナドールさえ飲んでれば大抵の病気は治せるような気がしてきました。


病気して寝てる間、日本の食文化についてふと考えていたんですが、
食文化というのは本来、民族文化の中でも保守的なものなんですよね。
自分の体を作るものですから、それは保守的になって当然なんです。
しかし日本食は、まあ日本食だけでないのかもしれないけど、色々と外部要素を取り込んだり、創意工夫したり、正にフロンティア精神あふれる世界観がそこに存在するように感じるのです。

なんだか感心しました。
そして料理が全く作れない自分にがっかりしました。
まだまだ修行ですね。それまではジンジャービールをありがたがります。
ちなみにノンアルコールです。おすすめ。

2011/11/15

湿っぽいのは苦手です。

前にやっと雨季に入ったなんて話をしましたが、
もう雨が降らなくなったというか、また日射しが暑いです。

山の天気なので、こういう時期は結構温度の変化があったりして
そういう時期に多いのが・・そう。お葬式。

今月に入ってからうちの近所で立て続けに2件ありました。
そして今日の通勤途中、オフィスの同僚から
「あなたの友達、いなくなっちゃったね。フフっ」

えっなんすかその「フフっ」は。怖いし。てか誰の事?
って混乱していると「あら?まだ聞いてなかった。ゴメンね~」って去っていきやがった・・

半信半疑な心持ちのままオフィスにつくと、オフィサーが「葬式行くぞ!!」ってテンションだったので
ここで初めて事情を知る。亡くなったのは、配属先のフィールド職員の一人でした。
そしてその人の担当フィールドは、自分がメインで活動している「銀細工の村」だったので、
お友達っていうのはそういうことね。
先週に配属先のイベントで会って話したばっかりだったのにね。

突然亡くなられた原因は、なんとデング熱でした。
火曜日あたりに体調を崩し、自宅で療養していたのですが
それから急激に悪化して土曜日に亡くなられたそうです。享年48歳。
平均寿命が72歳と結構高いこの国では、まだまだ若いほうです。

直接関わりの多かった人が亡くなったのは初めてでしたが、
それと同時にデングで亡くなったという点も考えさせられます。
赴任してもう一年半近くになりますが、その間に少し油断というか、
「デングはきちんと対処していれば大丈夫」という考えが自分のなかに出来てしまっていた気がします。
しかし、裏を返せば「適切な対処ができなければ命に関わる」ということなんですよね。
今日お葬式で亡くなった方を見てきましたが、顔が腫れ、黒ずみ、別人のようでした。
おそらくは苦しんで亡くなられたのだろうと思います。

こういうことをあまり詳しく書くのは良くないことかもしれません。
しかし自分への自戒と、これを読んだ皆さんも、気をつけてということで。
明日もオフィスの人たちと一緒にお葬式に行ってきます。

「お葬式なので仕事ができません」「停電で仕事が・・」「雨で(以下略
ランカ人の言い訳が理解できるようになってきた今日この頃です。