2011/06/24

キャンディなのにチョコレートという話。

6月15日はスリランカに仏教が伝来したことを祝う「ポソン」でしたが、
6月22日はスリランカに私が文字通り空から降臨した日です。

この日は水曜日でオフィスデーのため、一周年記念パーティをやろうって企画しました。
パーティといっても普段のお茶の時間にケーキとかを持ちこむだけなんですが。

その2日前、オフィサーから「明後日はなにを持ってきてくれるの?」って聞かれましたが、
そういえばスリランカではパーティの主役に当たる人が色々と用意するんですよね。
完全にわすれていました。

例えば誕生日だったら誕生日むかえる人がケーキ用意して切り分けて、
一人一人に食べさせてあげるという。そんな感じです。

特になにも考えてなかったので、「何が食べたい?」って聞いたら、
「なんでもいい」って言うから、「じゃあチョコレートは?」って聞いたら、
「チョコレートはダメ」って。。「じゃあケーキにしますよ」って言ったら、
「あーキャンディのデボンって店のケーキがおいしいんだよ」
「そうそう。別に無理して買わなくてもいいけどね」って・・
買いますよ、買えばいいんでしょ。最初から言ってくれていいですよ。
「それにバナナがあったらパーフェクトだよなー」ってお前等・・

次の日、キャンディのタウンにあるお店デボンに行きました。
この店はキャンディタウンに何件もあるチェーン店なんですが、
普段スリランカ人でとても賑わっているので、使ったことはあまりありません。
以前ランカ人と入ったことはありますが、周囲の目が若干気になりました。

他の協力隊員もあまり利用しないのか、
店員はシンハラ語で話す自分たちに興味津々で、
「ケーキほしいんですけど」
「なんで?」
「オフィスでパーティするんで」
「どこのオフィス?」
「サムルディオフィスです。」
ケーキ選びにオフィスは関係ないと思います。
その後バナナの代わりに結局チョコレートを買って準備完了。

22日はお茶の時間にケーキとチョコレートをバラまいて食べました。
彼ら曰くデボンのケーキは量り売りのほうが安く済んだそうですが、
実はあなたたちがシレっと食べていたチョコレートのほうが高価だったのは内緒です。

というわけで、来年のこの日以降は日本か他のどこかにいるわけです。
あと一年間スリランカを満喫しようと思います。

2011/06/17

110匹ワンちゃん

ポソンのキャンディ、風と雨が少し強いです。


一年くらい前に出会って、少し前まで月一くらいのペースで電話していたスリランカ女性と久しぶりに会話した。で、喧嘩になった。会った当初はほとんど会話なんて出来なかったのに、いまでは喧嘩までできるように。う~ん・・多少はレベルアップしたんだな、おれのシンハラ語。
使用期限残り一年。

まあなんで喧嘩したかって、この子は会った当初彼氏いないって言ってたにも関わらず、
3ヶ月くらいたってから今付き合ってる人と結婚するつもりだとカミングアウト。
さらに9ヶ月くらいたった頃、その彼とは付き合ってもう3年になることが発覚。
もうどこまで嘘だか本当だか訳わかんないんだが、本人は至って悪気なし、という。

電話で突然歌を歌いだしたり、ちょっと頭おかしい感じがツボだったんですが、
さすがにもういいかな・・と思った矢先、電話番号変わってかけてきたので不覚にも話すことに。
そこで「変な男から電話かかってきてしつこいから番号変えた」とか言う彼女に
「いやいやおれにも会った当初嘘ついてたし、そういうことしてるからじゃない?」と反論。
まあ流れとしてはこんな感じです。本当にしょうもない話です。

最後まで自分の非を認めないというか、全く悪気を感じないあたりはシンハラ女子恐るべし。
おれに嘘を付いてたことについても冗談だったとか文化の違いだとか言ってますし。
曰く彼氏がいると言ってしまうと不純な人だと思われるのが怖かった、らしいですが。

仏教色が強いので傍目には清楚、真面目、純粋という言葉がとても似合うシンハラ人女性ですが、
よくよく親しくなってみると、なんだか日本人女性のほうが余程純粋なんじゃないかと思えてくる今日この頃です。その分男が無駄に真面目なのが多くて、痛い目にあってる模様。
それはどこの国も一緒なんですかねー

自分も普段は女性に頭が上がらないタイプだし、ましてや喧嘩ごしに話すことなんて滅多にないし、
むしろキャンディ在住の女子協力隊員たちからは頭を靴で踏まれてるような分際なんですが、
シンハラ語だと何故か強気になれるんですよね。だから今まで思っていたことを色々と言い放って、スリランカ女性って嘘ばっかで信用できないよねーとか言いまくって、もう嫌われるくらいでいいやって思って電話切ったんだけど。

そしたら10分くらい経ってからまた電話かかってきた。ごめんなさい、と。
良い教訓になりました、と。これからも友達でいたいから、ちゃんと正直に話します、と。
「私は13歳からいままでに合計110人の男の子に告白されてきました」、と。


はい、このタイミングで自慢話入りましたーー
本当にありがとうございます。最後まで意味不明な女の子でした。

2011/06/02

右ストレートでぶっ飛ばす

6月。日本は梅雨の時期ですね。
こちらも雨季に入ったようで、雨が続いています。

もうすぐ赴任してから一年が経とうとしていますが、
配属先の上の上の方からビザ更新のレポート提出を求められて
今週一週間は丸々振り回されました。本当にありがとうございます。

ビザ延長申請についてはお上さんの対応が本当に傲慢で、
それについての正直な気持ちをここで吐き出してしまうと
本当に任期短縮になってしまいそうなので書きません。

色々ありますが、できるだけ楽しい話題でいきましょう。
これが次の一年間の目標です。

ブログでも楽しいことを書こうと思って、
ここ一年間で自分を悩ませ続けたサロン、散髪の話を書いていたんですが、
なんだか人に見せられない感じの文章になってしまったのでお蔵入りですね。
テンションが上がると真面目さがなくなっていきます。自然体が大事です。


いまの自分の髪型、ランカ人の同僚に言わせると「テンビリ ゲディヤック ワゲー」らしいです。
直訳するとキングココナッツみたい。いやそこまで変じゃないと信じたいんだが・・
その他にも「アムトゥイ」「ケタイ」などなど言われ放題。意味はあえて書かない。

髪型に関してはこれまでも紆余曲折あったんですが、
空気を読めないことで知られるランカ人が空気を読んで誰も触れてくれない、
という鮮烈なカットもありました。ってことで今回はコメントしてくれるだけまだマシです。

むしろ「キングココナッツってとても綺麗だよね~」とか無理なフォローをされると、
一層心が痛みます。こっちの人、あまりウソつくの上手くないんですよね。。

仕事にしろプライベートにしろ、その場所それぞれのスタイルってものがあって。
自分のやり方を合わせるだけでなく、押しつけるでもなく、折り合いを付けてく必要があって。
それがなんとなくわかってきました。

あとは無事ビザが延長されることを願うばかりです。