2010/10/25

Progress Report #2 : 何処に何があるのか

任地に派遣されて2,3ヶ月の間、まずは活動のネタになりそうな情報収集の話を。
自分の配属先は貧困層の生活支援を行っている部署なので、この広い地域の何処に何が
あるのかということは、職員に情報を募るのがてっとり早い。
そこで、週一や月一で開催される定例会議で自分の活動をアピールしていくことを繰り返していました。

日本人が現地語を話すことが珍しいので、これにはそれなりの反応が返ってきます。過度な期待をさせないよう、なるべく見栄をはらないように気を付けつつ、興味半分の彼らから情報は色々と得ることができました。それっぽいことを言ってしまったがために輸出関係者だとか話が大きくなってしまったこともあり、そのへんは反省点。

何処に何があるのか、という出発点の情報を得たあとはどんどんフィールドに赴いて生産者と顔合わせをしていきたいわけですが、しかしこれを職員の人にお願いしても、基本は「今度連れてくよ」のオンパレードでそれが実現することはなかなかありませんでした。この段階で少し立ち往生。

半ば飼い殺しのような状況がしばらく続いたので、少しアプローチの仕方を変更することに。コラムで書いたかどうかわかりませんが、こちらの人は公私ともに計画を立てるという習慣がとても薄い。そのため「今度行きたいので予定を調整しましょう」という形ではなかなか話が進まない。むしろ「明日行くからよろしく」というやり方のほうが余程こっち流だとわかりました。
さらにオフィス職員よりもなるべくSDOやGNと呼ばれる地域担当職員に直接コンタクトできると便利。誰がどの地域の職員か把握しておくのは結構大変ですが(なにしろ地区数が70くらいあるので)、目ぼしいところは連絡先をもらっておくようにしています。

彼らと直接コンタクトが取れれば、あとは自分にとって唯一の交通手段であるバスルートを把握して、そこに待ち合わせてもらう。もてなし好きな農村文化の風習も手伝い、急な訪問でも野ざらしにされる可能性は低いはず、という目論見です。

話は変わりますが、自分たちの活動ユニットはプログラムオフィサー(短期隊員)、デザイン隊員、食品加工隊員、そして自分と同じ村落隊員3人で構成されています。食品・畜産関連については食品加工隊員と、手工芸などの製品についてはデザイン隊員といった形で指導やアイデア出しを連携してやっていくことができるわけです。今後はこの専門性を持つ人たちを頼りつつ、繋げつつ、いよいよ村落隊員らしいアクションを起こしていくことに・・なるのかな。

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