赴任後3ヶ月が経ちました。そろそろ活動の方針を立てて、実質的なアクションを起こし始めないといけない時期にきているので、これからはコラムに加えて不定期で進捗状況をブログにアップしていこうと思います。
現在自分が所属している部署は貧困層の生活支援や社会開発などを行っているサムルディ公社というところです。JICAボランティアとサムルディの共同プロジェクトとして、キャンディ地区での一村一品運動をユニット(チーム)で行っているのですが、その一角としてパータヘーワーヘタという地域を担当しています。
プロジェクト開始当初は、生産者グループを組織して特産品を定めた上で進めていく計画だったそうですが、組織したコミュニティがうまく機能しなかったという問題があり、現在は個人の生産者を対象にアプローチしていく手法に変わっています。
一村一品運動は日本の大分県で始まったプロジェクトで、文字通り一つの村に一つの特産品を作って地域の活性化を図ろうという活動です。しかし当初計画していたコミュニティレベルでの活動が止まってしまったため、サムルディのプロジェクトというよりはJICAボランティア側の活動という色合いが濃くなりました。そのためアプローチの仕方もグループから個人へ、その代わり「一品」に限らず改良の余地と意欲があるものから順々に手を付けていく方向へシフトしました。
そうしたプロジェクトの変遷の後に自分は派遣となり、要請にある一村一品という言葉に拘らない経済開発、あるいは社会開発が要求されそうです。実際、一村一品という言葉もあまり適当でなくなってきたので、ユニット名をOVOPからAPIへと変更して現在に至ります。
赴任後2ヶ月は地域の情報収集とフィールド調査に費やしました。なんとなく可能性のありそうな資源は浮かんできたので、今後はその生産者により直接的にアプローチしていくことになりそうです。
No comments:
Post a Comment