2010/07/01

#2 : コロンボホームステイ

スリランカJOCV事務所では現地訓練の一環として、
コロンボ周辺でのホームステイプログラムを実施しています。
スリランカでホームステイを受け入れられる家庭となると、
ある程度裕福な家に限定されるはずなので、
実際のランカ・スタンダードには程遠いのかもしれませんが、
まずは足慣らしといった形です。
(まあ現実的には足慣らしで一杯一杯です)

ちなみに私がお世話になる家庭は、
バーガー人(オランダ系)の青年実業家の家になりました。
奥さんはシンハラ人で、以前日本に留学していた経験があるそうです。
子供は8歳と11歳の男の子、どちらもサッカーとクリケット狂(笑)
おかげさまでW杯はほとんどリアルタイムで見ることができました。

スリランカは多民族が混在して生活している国で、
基本的には多数派で7割方を占めるシンハラ人と
3割程度を占めるタミル人に大別されます。
それにムーア人やバーガー人など、
歴史的背景にルーツを持つ人たちも多く生活しています。

内陸部は植民地支配の影響が遅かったためか、
原住民や生粋のシンハラ人・タミル人が多くいるそうですが、
現在私が住んでいるコロンボ周辺は海辺の町として植民地化され発展してきた経緯があるため、様々な人種が混在し、とてもエネルギッシュな町になっています。

私はシンハラ語の勉強も兼ねてホームステイをしているはずなんですが、
この家族はそういった背景もあって日常会話は全て英語(!)
もちろん8歳の子供も流暢な英語をしゃべるため、
あまり英語が上手くない自分は(気分的に)かなり残念な立場に置かれています。

植民地化の影響をモロに受けたコロンボは、
どうやらスリランカでもかなり異質な文化ミクスチャーの地。
カルチャーショックを受ける以前に、
ここのカルチャーを特定できずにいる自分に気付きます。

 

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