2011/09/29

もう秋なんですね。

先週に病気してからというもの、全然体力と食欲がなくて困ってるんですよね。
睡眠欲もいまいちで、あと残ってる欲って言ったら・・いやいやいや。

結構周りの人からも顔色が悪いとか性格がとか色々と心配されるんですが、
先輩隊員からアドバイスされたのは、もう少し塩分を取ったほうが良いんじゃないかとのこと。
確かに考えてみれば、通常こっちの人が食べるランカカレーは塩分が多いため、
自分の分はあえて塩分控えめで作ってもらってたんですよね。

特にここ数日は日射しが強くて体力の消耗が多いので、塩分を取ってみるのは良い手かもしれません。
食事はあまり気乗りしないので、水に塩を入れて携帯するだとかそんな感じで、
あと以前ゆずり受けた粉末ポカリスウェットの出番ですな。


ところでおっさんと二人暮らしを始めてから、小さな生活スタイルの変化があった。
まず夕飯を作ってくれるのはおっさんなんだけど、慣れていないので彼は午後2時頃から作り始める。
実はランカカレーの作り方に少し興味があるので手伝いたいんだが、完全にスタンドアローン化している。
おれが手伝ってはいけない理由が何かあるのだろうか。

そして出来上がった夕飯は、なぜかバイキング形式である。
これは自分で量を調節できるので、お腹には優しい気がする。グッジョブ。
なかなかやりおるなおっさん(←失礼。)

また家のガスやコンロを使うことが禁止されている自分には、朝と夕方と夕食時にお湯が用意される。
これでお茶やら飲み物を作ることが出来るんだが、たまに用意されてない時もあるので地味に不便である。
そのため電気で沸かすタイプのポットを帰国する先輩隊員から譲り受けることにした。

だがしかし、これで少しは生活スタイルが自由になるかと思いきや、電気ポットまさかの使用禁止令。
台所には使っていない電気プラグがあるんだが、それがガスボンベ?と距離が近いからダメらしい。
2~3mくらい離れてるから引火とかしないと思うんだけど。。
そもそも電気よりガスボンベと一体になってるコンロの火は関係ないんだろうか。

とりあえずお湯の件は別に新しくプラグを作るまでの辛抱となった。
おっさんは心配性である。そして時に科学を超越した理論で語りかけてくるのだ。


おっさんは毎日コロンボにいる家族と電話で話すのだが、会話内容を聞くと、
どうやら今は新しく生まれた孫の名前を決めているところらしい。
こっちの占いであるホロスコープとか見ながら決めるんだろうな。
帰国まであと8ヶ月ちょっとだが、一度くらいは孫の顔を拝んでいこうかと思う。

2011/09/18

おっさんと二人暮らし

途上国でのブログの更新というのは思いのほか気合いが試されるもので、
個人的には最低3つの条件が満たされないと更新に至らないのだと思う。
まず一つはブログのネタ。これは別にどうとでもなるからいい。
そしてモチベーション。「よっしゃ書くぞ!」って気分の時と「それどころじゃねぇ・・」って時がある。
ここまでは自分の心の持ち様次第でなんとかなるんだが、ネタもあって、モチベーションを起こして、
さあっ てときにインターネットが不調だったりすると一気に萎えてしまうんだよね。
まあ私を含め多くの人の更新が不定期なのはこういった事情があるわけです。


ということで自分の最近の近況ですが、まあ結論からいうとタイトルの通り、
「おっさんと二人暮らしをしているんだが俺はもう限界かもしれない」という感じになっています。 
あれ、変だな文字化けかな・・


ホームステイ先の家は家主が地元の小学校の元校長先生なんですが、
彼の家族は奥さんと一人娘という家族構成なんですよね。
そして娘が2年ほど前に結婚してコロンボに行ってしまい、
僕が来た時点ではホストファーザー&マザー+自分という状態でした。
そして最近その一人娘に子供が出来たということで、ホストマザーがコロンボに行ってしまい、
めでたく人生初の二人暮らしが実現しました。パチパチパチ・・


まあ一見大変そうに聞こえるかもしれませんが、
全然そんなことないですよ。てかむしろ楽しくてイェーィって感じですよマジで。
3人のときよりも割り切って生活出来てるというか、それ以降ずっとナチュラルハイな感じがします。
たまに家事手伝いでポル(ココナッツの実)を削ったり、近所の子供とクリケットゲームしたりして。
うん、It must be 楽しい。 いや、We call it 楽しい。

そのナチュラルハイの代償か、今週は半分くらい病欠しましたが、それもほぼ回復しました。
この「おっさんと二人暮らし」生活は色々と興味深い経験が出来そうなので乞うご期待ですね。

それでは。

2011/09/03

8月に書いたやつ。


どうもこんにちは。
こちらスリランカの古都キャンディではペラヘラという大きなお祭りが終わって、少し生活が落ち着いてきたところです。

そんな時にちょっと気になるのが、先月あたりからスリランカのかなり広範囲にわたって出没しているという「グリースデビル」という怪人の話。

英語名でグリース(油?)+デビル(悪魔)なのですが大使館訳では「油まみれの鬼」という洒落た通り名で呼ばれています。任地の村の人たちが鬼だ鬼だ騒いでいたので何かと思っていたのですが、まあそういうことか。聞いたところ風貌が油まみれの黒々とした奴ってことらしい。

ことの発端はたぶん先月末あたりのあれかなーと思う。
スリランカ中央南部あたりの地域で猟奇殺人的なものがあって、その犯人は後日逮捕されたらしいですが、その間しばらく逃亡していたので、スリランカ各地の村人たちが疑心暗鬼になって、大きな話になってしまったのではと思われる。勝手な想像だけど。

7月末あたりから任地の村でも泥棒騒ぎがあって、それが鬼だ幽霊だ怪人だと言われるようになって、他の日本人にその話したらその人たちの町や村でも同じようなことになっていて・・というちょっとしたカオス。

俺 「なんか騒がしいですけど、何かあったんですか」
村人「昨日、家の近くに鬼が出たんだよ」
俺 「えっマジすか??誰が発見したんですか」
村人「いや誰も見てないけど、犬が吠えていたらしい」
俺 「えっ、いやいや犬は毎晩吠えてるじゃないすか」
村人「そうだな・・だから毎晩見回りをやらないといけないんだ」
俺 「・・・」
村人「そのせいで最近は仕事が進まなくて・・」
俺 「・・・」

開きつつある異世界の扉。正直ついていけん。。まあ見ての通りというか、単に噂から出たデマ情報が拡散してしまっただけだと思うんだけど、それがなんと市民の暴動に発展した町がいくつかあるらしく、遂にJICA事務所からも安全通達が出されることになりました。

しかし怪人騒ぎで暴動って・・自分としては今回の騒動も単なるネタ程度にしか思ってなかったんだけど、村の人たちからしてみればかなりシリアスな問題らしいです。わからなくもないが暴動って・・


実は昨日自分の住んでる村で、本物の泥棒が捕まったらしい。それが警察に捕まったんならまだよかったんだろうけど・・怪人騒ぎで夜回り警備に出てる一般市民に捕まったわけですよ。当然の如く、犯人は集団リンチに。。

おれもたまに町に出てて帰り遅くなるときとかあるし、それで暗がりで不審者扱いされてリンチにあったりしたら洒落にならないからな。しかしそれが起こり得る状況がいま出来つつあるわけだな。これぞ集団心理。シリアス。実際昨日捕まった泥棒ってのは未遂犯なんだと思われる。


スリランカ、村人の7割方は携帯電話持ってるし、テレビやら洗濯機、パソコンもそこそこ普及しているから結構発展している印象があるんだが、これを聞くと何か日本とは別の世界だな、、と思ってしまう。